サイドボード

サイドボードについてTwitterでちょっとした議論を見かけて、自分の認識を再確認しようと思ったので書いておく。

 

今回書くことは、

多く、この考えを知らない人や、これと違った考えを持つ人もいると思う。

そういった人の新たな視点での考えとなるやもと、まぁ、無いよりあるほうがいいってことで書いておく。

 

先に断っておくが、今回書くことはあまりにも当たり前で、何故それを説明するのかと言うほどの話だが、まぁ見てみてくれると嬉しいよ。

 

当たり前のことほど忘れていたりするからね。

みんなは当たり前のことも忘れずにしっかりやろうね。凡事徹底。

 

1)サイドボードの使い方

サイドボードの使い方。

知っているとは思うが、サイドボードの使い方として、多くは相手のデッキへのメタカードを採用し、マッチにおいて有利を得るために、不利を堪えるために使用する。

それが最もオーソドックスだろう使い方だ。

例えば、

ジャンドに対して血染めの月を入れる。そのためにサイドに用意する。

エルドラージに基本に帰れと言う、謙虚になって実物提示教育にも恐れずにいる

とか。

 

基本的にこういったカードを採用したりして不利を有利にするわけだ。

 

これとは別に、そもそものデッキの性質を変化させるものとしてのサイドボードもあるが、それは置いておこう。

 

2)噛み砕く。 

ここで僕なりに話を砕くから、これをしっかり飲み込んで理解してくれってことだ。

さて、何を噛み砕くのかと言うと、サイドボード以前のメインデッキというものだ。

 

メインデッキは六十枚からなる~

ってそんな話じゃない。

 

メインデッキってものは勝負の一番大事なところです。すなわちそれは、

 

完成されたものである

べきなのです。

 

それがデッキとして最低限のラインであるべきものだと自分は考えています。

 

デッキを構築する上で、デッキに使わないカードが入ってるのはおかしいよね?

そんな、ハンデを背負ってちゃあ勝てないってわけだ。

お?君。そのデッキを見せてご覧。

ふむふむ、本当にこのカードは必要かい?

必要ないのなら君はまだこの記事を読む必要は無い。

まずはメインデッキを完璧なものにしなさい。

最高の状態に仕上げたらまたここに来るんだ。いいね?

 

3)完成された欠陥。

さて、ここまで完璧だ完成されただと言ってきたが、完璧というものは実際のところ作れない。正しくは完成されたものだね。

でも完成されていても、やはり欠陥というものはどうしても残る。

それぞれの特徴により多少意味の薄いカードというのは存在してしまう。

 

そう。

ここまでの話の流れで気づいてる人もいるだろう。

サイドボードとは一体何なのか。

本当にただほかのデッキに対処するだけなのか?

違う。それぞれの仮想敵と相対する時、その欠陥を補い、完璧なもの に昇華する。

それが本当のサイドボードの役割なのだと僕は思っている。

 

簡潔に、そしてわかりやすくしよう。

君たちはサイドボードを作る時、サイドボードから考えてはいないかな?

それは僕は間違いだと思う。

正しいと僕が思うのは、

サイドボードのカードにデッキを合わせる

のではない。

デッキに合わせたサイドボードを作る

のだ。

血染めの月を入れるためにデッキのカード四枚を抜くんじゃない。

デッキのいらないカードを血染めの月にすると、(このマッチアップでは)強いよね?

そうあるべきだという事だ。

 

4)サイドボードの作り方

さて、ここまで話したけれど、

サイドボードの作り方分かんない…

って人もいるだろう

そんなあなたのために、僕のやり方でよければ紹介しておこう。

これはまぁ僕のやり方だからこれが正解とかいうわけではない。

ただ、きっと参考にはなるだろう。

 

  1. 通常通りメインデッキで試合する。これを幾度か繰り返す。その過程でいらなくなるカード、もっと強くなるだろうカードを探す。
  2. 2人のうちどちらかだけサイドチェンジを行う。その状態で試合を繰り返す。その過程で腐るカード減らしたいカードを探し出す。これをお互いにやる。
  3. お互いにサイドチェンジをした状態で試合を繰り返す。同じく弱いカード、使いたくないカードを探す。

 

これをみてメインデッキの内容を変えたくなる人もいるだろう。それは、デッキが完成していなかった可能性と、きみが少し過敏過ぎるだけかもしれない。メインデッキはあくまでまるく。

ね?

 

さて、それぞれの工程でのより詳しい話をしよう。

 

一つ目の工程だが、

まず、いらなくなるカード、減らすべきカードをメモしよう。

それらはその対戦相手のデッキタイプに大して弱いカードだ。

あれ?弱いカードが入ってるよ。って?

注意してくれ。

まるくする、ということは角がないだけで突出した強さがないんだ。

そとからぶつかり合うものだからどこかに凹みが生まれる。それがこの弱いカードだ。機能しないわけじゃないけど、必ずなければならない訳じゃない、腐りにくいカードがこうなりうるわけだ。

そいつらをサイドチェンジ枠と呼ぼう。

このサイドチェンジ枠に合わせたカードを用意する。

より機能しないものから抜いて、それに対応してそのデッキに大して有利なカードを入れよう。

これで第一工程終了だ。

 

第2工程だが、これをすることで、

サイドチェンジ後に腐ってしまうカードを探すことが出来る。

第二工程を複数回繰り返すことで、より不要牌の幅を広げ、不要牌にもより詳しい優劣をつける。

これは第三工程もおなじで、

お互いにサイドチェンジした結果弱くなるカードを探そう。

この1~3の工程は要するに

デッキのカードの質の変化を実際に体感するために行っているのだ。

 

さて、これでサイドボードが完成するわけじゃない。

ここで本当に必要なサイドボードもふるいにかける。

対策すべきデッキは一つではない。これを忘れてはいけない。

より対戦する上で不利なデッキ対策しなければならないのだから、そのデッキを使う人にしっかり頼み込んで、こうやってサイドボードをしっかり組むようにしよう。

あとは不要牌のパワーの順位と、対策の必要なデッキの順位とを噛み合わせて、十五枚に収める。これで完成だ。

 

このような感じとなっている。

説明がどうにも下手で分かりづらいかもしれないが、メモ書きだ許してくれ。

今日はここまで。ここや、Twitterにコメントくれればまた別で詳しく話そう。

また会おう!